「Azureの仮想マシンってシリーズが多すぎて何を選べばいいか迷うな…」
「個人利用にマッチしてるシリーズってなんだろう..」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
今回は私的、個人利用にオススメなAzure仮想マシンシリーズ3選を紹介していきます。
マイクロソフトの公式ドキュメントを読むだけでは、これと言ってどのシリーズが自分自身に合っているか、判断が難しいと思います。
今回は現役Azureエンジニアが考える、個人利用でオススメの仮想マシンシリーズを紹介します。
この記事では次のようなトピックをお伝えします。
- オススメのAzure仮想マシンシリーズ3選の紹介
- 各シリーズの費用を紹介
仮想マシンを選ぶ際の参考になれたら幸いです。
- 25歳社会人2年目、新卒で日系大手企業のシステム部門に入社
- 入社後クラウドエンジニアとして主にMicrosoft Azure・Office365を用いた業務に従事
個人利用でオススメなAzure仮想マシンシリーズ3選の紹介
それではオススメの仮想マシンシリーズを紹介してきます。
ハッキリ言うと、個人利用では以下のシリーズだけ押さえておけば十分です。
それ以外のシリーズは個人利用ではオーバースペックで、無駄な費用が発生する可能性があります。
- Aシリーズ v2 ※特にオススメです!
- Bシリーズ
- Dシリーズ v4
上記のシリーズは「汎用」シリーズと呼ばれるものです。各シリーズの特徴を簡単にまとめました。
また仮想マシンの作成方法がわからない方は以下の記事を参照してみてください。
Aシリーズ v2
小規模の開発・検証、Webサーバ、DBの運用に最適なCPU・メモリが提供されています。
個人的にはこちらのシリーズが一番オススメです。
費用も抑えられていて、仮想マシン内で簡単なスクリプトを動かしたりする分には十分な性能を持っていると思います。
私は現在Standard A4v2モデルを検証機として利用していますが、かなりサクサク動いてくれてます。
Bシリーズ
普段からCPUをフルで使用できない代わりに、負荷が増えた場合に対応できることがBシリーズの特徴となってます。
個人的にはBシリーズの安いサイズはオススメできません。みなさんが普段使われているノートPCより重くて遅いです。
開発・検証をするには向いてなく、Webサーバ・DBサーバのような要求が発生した際に動かすケースに向いてます。
Dシリーズ v4
こちらはA, Bシリーズをハイスペック化したモデルとなります。
特徴としてはハイパースレッド化されていることです。ハイパースレッド化により、1コアでも並列処理ができ処理が早いです。※A, Bシリーズでは提供されておりません。
正直このモデルは企業で利用する場合でも十分なスペックを備えてます。(確か弊社もDシリーズを使っていた気がします。)
Dシリーズには他にもv2, v3シリーズとありますが、v4シリーズが1番新しい世代のためわざわざ選ばなくて良いと思います。
仮想マシンを選ぶ際のポイント
簡単にですが、仮想マシンを選ぶ際のポイントをまとめてみました。
- シリーズごとに立てられる仮想マシンの数が決まっている
こちらはvCPUの数に依存しており、例えばAシリーズ v2であれば、仮想マシンの合計で10個のvCPUしか利用できません。※上限引き上げの依頼は可能
ハイスペックの仮想マシンを立ててしまうと、少数しか立てられなくなるので注意してください。 - 仮想マシンの稼働時間自体が短いならハイスペックなサイズを選んでも問題ない
仮想マシンを選択すると、月ごとの費用が確認できると思います。
こちらの費用はあくまで1ヶ月フル稼働させた際のものであり、時間単位では高々数十円〜数百円のサイズが大半です。
小刻みに仮想マシンを停止させるケースならハイスペックを選んでも費用的には数千円レベルで収まります。 - 安さを追い求めて安直に一番安いサイズを選ぶのは良くない
私も実体験なのですが、ケチって低スペックのサイズを選ぶと痛い目を見ます。
例えば仮想マシンの日本語化が終わらなかったりしますし、1つ1つの処理が重いので処理時間が伸び、返って費用がかさむケースもあったりします。
適度なスペックのサイズを選ぶようにしましょう。(最低限vCPU2コア、メモリ8GiBはあった方が良いです。)
Azure仮想マシンシリーズごとの費用について
費用については、Azureの料金計算ツールが便利です。ぜひ活用してみてください。
まとめ
今回は次のようなトピックを紹介しました。
・個人利用でオススメなAzure仮想マシンシリーズ3選の紹介
今後もクラウドに関わる記事は取り上げていきますので、是非参考にして頂ければ幸いです。
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